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誰もできない事を採点するのは難しいのか
これまたサッカーと同じくシロートが言ってることなのでご容赦をば。

今日のフィギュアスケート女子フリー。
悔しいけどキム・ヨナのデキは抜群だったし浅田真央は後半ジャンプ失敗したので結果自体は納得。
正直、完璧な演技しても今日は突き放されていただろうなあ、という感じ。

ただ、採点システムには大いに疑問を感じた。
採点システムについては男子のほうでもいろいろ言われてることなんだけど、
俺の疑問点はちょっと別のところにあるかも。
それは「他の誰も飛んでないジャンプをどうGOE(出来栄え)に反映してるの?」ということ。

誰もが知ってることとして、3回転ジャンプには6種類ある。
ループ、トウループ、フリップ、サルコウ、ルッツ、アクセル。
このうちアクセル以外のジャンプはみんな飛んでるけど、アクセルは浅田真央しか飛んでない。
これもみんな知っている事実。
んで、要素(ジャンプ、ステップ、スピン)の得点=要素の基礎点+出来栄え、で決まる。
基礎点はどうやっても動かせない。出来栄えは-3~+3までの範囲で審判が決める。

じゃ実際トリプルアクセルはどのように判定されてたのか。
これはバンクーバーオリンピックの公式サイトにきっちり書いてある。
抜粋すると、

Triple Axel(1回目)
基礎点:8.20
GOE(出来栄え)0.80
合計:9.00

Triple Axel + Double Toeloop(2回目)
基礎点:9.50
GOE(出来栄え)0.20
合計:9.70

いやホントに純粋な疑問として、
他の誰もトリプルアクセル飛んでないんだけどGOE 0.80てのはどういう理屈なんだろう。
2回目は詰まってたから理解も出来るんだけど。
誰のどのトリプルアクセルと比較してこういう点数になったのかちょっと聞いてみたい。
誰も飛んでいないジャンプだからこそ価値があるのにこの判定では、
トリプルルッツ(基礎点6.0)飛んでたほうがよほど割に合う、という話になりゃしないだろーか。

この競技が芸術性も同時に問うものである以上、主観とは切っても切れない仲になってるのは理解できるけど
「スポーツ」としてカテゴライズされてる以上は、限界に挑戦したところは評価してやって欲しいなあと思う。
じゃないとそれこそトリプルアクセルや4回転に挑戦する意味はまるでないわけで。
正直、昔の6.0システムはよく出来てたかもしれない。と思わせる採点の内容だった。
Number Webにはもっと突っ込んだ話が書いてあったけど、興味深く読ませてもらった。
by zilzal999 | 2010-02-26 20:07 | 日記のようなもの
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