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スプーンの意外な使い方
競馬とカメラと猫の話題ばっかりだったので、たまにはメシの話題を。

デパートの催事に出撃したカミさんが素麺を買ってきたのである。
ちなみに、素麺のわりにわりと太め。

んで、当然食うわけで。
「袋に何分茹でろって書いてある?」
「5分って書いてある。さし水すんなとも書いてある・・・ってかどうやるんだよそんなん。どうやっても吹き零れるよ」
「あー、それはちょっとした技でオッケーだから」
「へー、そんな技あんの?」
「見ればわかるよ」

お湯沸騰。中火にして素麺を鍋に放り込み、次いでスプーンを鍋に放り込んだ。

「えーーーーーいやマジでなにしてんの・・・・」
「これで絶対吹き零れないよ。5分計ってて」
「ホントかよぅ」

ホントだった。例によって泡は出てくるんだけど、
こう、なんというか「吹きこぼれる!」という危険を全く感じないくらいに安定している。
不思議すぎる。

「・・・なんでこれで吹きこぼれないんだろ?すげー。マジックだ」
「鍋の中の対流が変わるからだと聞いたことあるよ」
「どこで知ったんだよこんな技」
「生活の知恵だよ」
「俺はそんな知恵習わなかったぞ・・・」

後日。
得意げになって素麺にスプーン入れて茹でる俺。
茹で上がってざるに移すときに、超熱されたスプーンも当然ながら一緒に出てくるのだな。
マジックと同時にトラップにもなりえるねこれ。(うっかり触って熱うっ!とか叫んだ)
by zilzal999 | 2009-05-14 19:15 | 日記のようなもの
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