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優駿(上・下)
まあ、筆者ごときが語るまでもない名作ですが。

とある零細牧場の、かけがえのない牝馬に、
リーディングサイアーを取ったこともある種牡馬を、
牧場の命運をかけて、種付け料を借金までして配合。
生まれた仔馬は漆黒、とある馬主(会社の社長)に見初められ、
馬名は「祈り」を意味する「オラシオン」と名づけられ、数奇な運命をたどっていく…。

もちろん架空の物語なのですが、競馬をある程度知ってる方なら
「あぁ、コイツはあの人物が元になってるな」というのがよくわかります。
・・・まあ、執筆に当たって社台に取材してきたのだから当然といえば当然だけど。
そういう意味ではかなりリアルです。

・・・っていうか、あの場面で斜行ってのはどうなんだろう?
後味悪くないっすか?

ちなみに、小説を元にした映画もありますが、見てもあまり意味ないです。
そもそも、オラシオンは漆黒だっつってんのに栗毛四白流星のメリーナイスかよ。
ミスターシービーだったらまだ格好もついたのに。斜行もしたし。
by zilzal999 | 2004-07-27 20:21 | 読書
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